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梱包に使用する資材とプラスチックについて
otteの商品は以下の資材で梱包してお届けします。 *OPP袋原画、ポストカード、ポスターなどの紙製品を、輸送時の水濡れや汚れから守るために使用します。*バイオプチピンバッジを傷から保護するために使用します。「バイオプチ」はサトウキビ由来の原料を配合したプチプチで、「焼却時のCO2排出を5%以上抑える」とされています。とはいえプラスチックであることには変わりがないので、どうしてもプチプチが必要なときに、ベターな選択肢として使用します。 📝*印はプラスチック素材です。otteでは、焼却時にCO2を出さない、リサイクルできる素材をできるだけ使用したいと思っていますが、商品をきれいな状態でお届けするため、あえてプラスチック素材を利用することもあります。手持ちの資材を全て使用してから、より環境負荷の低い素材(生分解性素材や、100%再生紙など)に順次切り替えていくつもりです。また、ご購入後のみなさんにゴミを捨てる負担を与えてしまわないように、できるだけ簡易包装でお送りしていきます。 ・二つ折り段ボールB4サイズのポスターを折らずに郵送するため、この段ボールに挟んでお送りします。・クラフトテープ二つ折り段ボールに封をするために使います。ポリエチレンでコーティングされていないものを選びました。・封筒ステッカーやポストカード、原画、ピンバッジなどの小さいものは封筒に入れてお届けします。当面は新しい封筒を買わずに、すでに持っている封筒(新品)から使用していきます。・トレーシングペーパーステッカーやポストカードが封筒の中でバラバラにならないように、トレーシングペーパーで包みます。トレーシングペーパーは自治体によって、リサイクルのために古紙回収に出して良いかが異なるようなので、処分される際にご確認ください。 ・商品にプラスチック素材を使用する場合 商品の中では、「animal stickers 動物の親子のステッカー」が、PVCという石油由来のプラスチック素材でコーティングされています。 PVCは「塩ビ(ポリ塩化ビニル)」のことです。PVCのデメリット:処分する際、土に埋めても自然には還らず、焼却するとダイオキシンが出る可能性があります(800度以上で焼却すればダイオキシンは出ないとされていますが、焼却炉を冷却する過程でダイオキシンが再生成されてしまうという説も読みました。正直なところ、詳しくは分からないので、「可能性がある」と書かせていただきます)。 PVCのメリット:多少の水濡れにも耐えられ、傷つきにくく丈夫です。手帳の表紙やノートパソコンの画面裏のように、日常的によく手が触れる場所でも長持ちするステッカーにしたかったので、この素材を選びました。また、コーティングされることで作品に艶が出て、色が美しく見えることもポイントでした。 📝 当初はイギリスの印刷会社 Sticker It で、サトウキビ由来で作られた生分解性のステッカーを作ることを検討していました。ただ、送料が高額になることや、サンプルを直にチェックできないため、仕上がりに問題があった際の対応に時間とコストがかかってしまうこと、そしてイギリスからの輸送にかかる環境負荷を踏まえて、今回は選択しませんでした。せめてアジア圏でこのような素材を扱っている会社がないかと探したのですが見つけられず。「コンポストに入れると分解される」というステッカーは理想的だなあと思っているので、次回生産の際により良い素材を探してみます。 ・最後に「作りたいものを作りたい」という気持ちと、「でも環境には負荷を与えたくない」という気持ちを同時に持つことにはどうしても無理があります。常に心にジレンマを抱えながら、自分にできる最適な行動を選んで、ショップをオープンしました。otteを見つけてくださった方が、気持ちよく、納得してグッズを購入していただけるように、この記事を書いておきたいと思いました。これからも、グッズを作り→梱包し→郵送するすべての過程をより無理がなく、持続可能で、幸せなものにしていくために勉強していきたいと思っています。より良い方法を知っている方がいらっしゃったら、ぜひご連絡ください。 Sara ✏️この記事は随時更新していきます。
梱包に使用する資材とプラスチックについて
otteの商品は以下の資材で梱包してお届けします。 *OPP袋原画、ポストカード、ポスターなどの紙製品を、輸送時の水濡れや汚れから守るために使用します。*バイオプチピンバッジを傷から保護するために使用します。「バイオプチ」はサトウキビ由来の原料を配合したプチプチで、「焼却時のCO2排出を5%以上抑える」とされています。とはいえプラスチックであることには変わりがないので、どうしてもプチプチが必要なときに、ベターな選択肢として使用します。 📝*印はプラスチック素材です。otteでは、焼却時にCO2を出さない、リサイクルできる素材をできるだけ使用したいと思っていますが、商品をきれいな状態でお届けするため、あえてプラスチック素材を利用することもあります。手持ちの資材を全て使用してから、より環境負荷の低い素材(生分解性素材や、100%再生紙など)に順次切り替えていくつもりです。また、ご購入後のみなさんにゴミを捨てる負担を与えてしまわないように、できるだけ簡易包装でお送りしていきます。 ・二つ折り段ボールB4サイズのポスターを折らずに郵送するため、この段ボールに挟んでお送りします。・クラフトテープ二つ折り段ボールに封をするために使います。ポリエチレンでコーティングされていないものを選びました。・封筒ステッカーやポストカード、原画、ピンバッジなどの小さいものは封筒に入れてお届けします。当面は新しい封筒を買わずに、すでに持っている封筒(新品)から使用していきます。・トレーシングペーパーステッカーやポストカードが封筒の中でバラバラにならないように、トレーシングペーパーで包みます。トレーシングペーパーは自治体によって、リサイクルのために古紙回収に出して良いかが異なるようなので、処分される際にご確認ください。 ・商品にプラスチック素材を使用する場合 商品の中では、「animal stickers 動物の親子のステッカー」が、PVCという石油由来のプラスチック素材でコーティングされています。 PVCは「塩ビ(ポリ塩化ビニル)」のことです。PVCのデメリット:処分する際、土に埋めても自然には還らず、焼却するとダイオキシンが出る可能性があります(800度以上で焼却すればダイオキシンは出ないとされていますが、焼却炉を冷却する過程でダイオキシンが再生成されてしまうという説も読みました。正直なところ、詳しくは分からないので、「可能性がある」と書かせていただきます)。 PVCのメリット:多少の水濡れにも耐えられ、傷つきにくく丈夫です。手帳の表紙やノートパソコンの画面裏のように、日常的によく手が触れる場所でも長持ちするステッカーにしたかったので、この素材を選びました。また、コーティングされることで作品に艶が出て、色が美しく見えることもポイントでした。 📝 当初はイギリスの印刷会社 Sticker It で、サトウキビ由来で作られた生分解性のステッカーを作ることを検討していました。ただ、送料が高額になることや、サンプルを直にチェックできないため、仕上がりに問題があった際の対応に時間とコストがかかってしまうこと、そしてイギリスからの輸送にかかる環境負荷を踏まえて、今回は選択しませんでした。せめてアジア圏でこのような素材を扱っている会社がないかと探したのですが見つけられず。「コンポストに入れると分解される」というステッカーは理想的だなあと思っているので、次回生産の際により良い素材を探してみます。 ・最後に「作りたいものを作りたい」という気持ちと、「でも環境には負荷を与えたくない」という気持ちを同時に持つことにはどうしても無理があります。常に心にジレンマを抱えながら、自分にできる最適な行動を選んで、ショップをオープンしました。otteを見つけてくださった方が、気持ちよく、納得してグッズを購入していただけるように、この記事を書いておきたいと思いました。これからも、グッズを作り→梱包し→郵送するすべての過程をより無理がなく、持続可能で、幸せなものにしていくために勉強していきたいと思っています。より良い方法を知っている方がいらっしゃったら、ぜひご連絡ください。 Sara ✏️この記事は随時更新していきます。